地場産業の復活をかけて栽培に取り組み始める事になりました。

原木しいたけができるまで

原木しいたけの原木は、クヌギ・コナラを使用し11月ごろ葉が7割くらい枯れて落葉したタイミングで木を伐り倒す。樹齢は15年生くらいのものが最適とされています。

2月から3月にかけて、90~120センチの長さに揃えてホダ木をつくり玉切りした原木にしいたけ種(種菌)を植え付け、3月から培養(伏せ込み)させ2夏経過後の秋まで伏せ込み、しいたけ菌を原木にまん延させます。冬の厳しい寒さを経験させた後、春の暖かい気温にあてて発生させ収穫します。なんと初めての収穫まで1年半もの歳月がかかるのです。

収穫したしいたけは、時期に応じて生しいたけ、乾燥しいたけとして販売しています。

過疎対策の一つとして

かつては、県下一の生産額を誇った「美山・寒川の椎茸」の復活を目指し、美山村森林組合で取り組みをはじめ、紀中森林組合に引継ぎました。平成28年度の生産実績は、生しいたけ700㎏、乾燥しいたけ870㎏となっています。今後も生産に励み地域活性化の一助なれるように、「美山・寒川の椎茸」のブランドを守っていきたいと考えています。