立春寒波と立春大吉

 

 



立春寒波といふことありと老の言ふ    安陪 青人


立春と聞くと、一見寒かった冬が終わり花が咲き、気温の穏やかな日々をイメージしがちですが、立春とは正確には春が立つ、という意味で立春を迎えた頃から気温の底はピークを過ぎ、徐々に春めいた気温や天気に変わっていく、という事だそうです。
この立春寒波「チーム森田の“天気を斬る!”」では寒気は週後半にかけて居座り週末になると北日本付近を低気圧が通過するため、今度は暖気が入ってくる見込みで、気圧配置によっては春一番も。しかし、暖気の後は必ずと言っていいほど「寒の戻り」があります。ちょうど14日ごろにかけて寒気が入り「バレンタイン寒波」となるかもとのことです。まだまだ厳しい寒さは続きそうです。
立春の前日の節分には厄を払うために豆まきを行います。そして、新しい一年を迎える立春にはその一年がいい年であるようにと願いを込めて、「立春大吉」と言う言葉を掲げるのだそうです。
立春大吉(この文字を縦に書くと左右対称)にはこんな逸話があるそうです。
その昔、立春大吉と書かれた御札が貼ってあった家に鬼が入ったことがありました。ふと鬼が振り返ると、さっき入るときに見えた立春大吉の文字が見え(鬼から見て裏側から見ている)「まだ入ってなかったのだ」と思い、逆戻りして出て行ってしまった、というものです。
今日も、朝から雪が舞っています。仕事に行けない場所もあります。年度末まで2ヶ月を切り山の仕事も益々厳しい季節を迎えています。「立春大吉」を掲げ“安全第一”で頑張って行きましょう。


平成30年2月5日   Y.I

2018年02月05日